大船山から坊がつると三俣山の展望
長者原 9:45 - 雨ヶ池越 11:00 - 坊がつる(ベンチ) 11:35~12:10 - 段原 13:35
- 大船山 13:55 - 北大船山 14:25 - 段原 14:30 - 坊がつる 15:20 - 法華院温泉山荘 15:30
年末の休暇を利用して、妹夫婦と法華院温泉山荘に一泊して大船山と三俣山に登った。
初日は、長者原から雨ヶ池越、坊がつるを経由して大船山に登り、法華院温泉山荘に泊る。
この年末は、異常なほど暖かい日が続き、富山でも全然雪が降っていない。九重連山も、積雪がある頃なのに全然雪が無く、晩秋の枯れた山肌を見せていた。
長者原ビジターセンターに車を置いて出発。
冬枯れのタデ原湿原を突っ切り、指山の裾を回り込みつつ指山と上湯沢台の鞍部を目指す。1時間ほどで鞍部を乗越すと雨ヶ池湿原。冬枯れの中に点在する松の緑が日本庭園を思わせるきれいな場所だ。雨ヶ池を過ぎると、坊がつると平治山、そして大船山が見えてくる。一旦、坊がつるに下り、大船山の分岐にあるベンチで腹ごしらえ。
昼食を終えたら、坊がつるのキャンプ場を通って大船山の登山道に向かう。1時間ちょっとで段原の分岐。大船山の山頂がすぐそこに見える。
段原からもうひと登りで大船山の山頂に到着。
山頂からは九重連山の主要な峰々を一望に出来る。今登ってきた北斜面の脇には、米窪の噴火口跡が大きく口を開けて、山頂から見ると段原も火口跡であることが分かる。見回せば稲星山の手前にも噴火口跡が見えている。そして、硫黄山から立ち昇る噴気が九重連山が、何よりも活火山であることを主張している。
大船山から段原まで戻り、北大船山を駆け足で往復した後、段原で先に下山を始めた妹夫婦を追って下山開始。
坊がつるに戻ると、太陽は既に中岳の後ろに隠れて法華院温泉山荘は日陰になっていた。
法華院温泉山荘は、壁面にLEDの電飾が灯り、山小屋というよりも山の宿といった雰囲気。山荘前にもテン場があり、10張り近いテントが張ってある。山荘の談話室はそのテント泊の人達で賑わっていた。
妹夫婦が予約していた個室に荷を置き、温泉に入る。そして、湯上りはお決まりの生ビールで乾杯。
夕食の食堂に集まった宿泊客は、全部で30名ほど。明日の大晦日は、年越しイベントで満室のはずだが、今日はゆったり気分で滞在できる。