薬師岳 2,926m(富山県富山市大山町)/同行 1名


太郎兵衛平から薬師峠へ向かう木道から見た薬師岳

折立 7:00 - 三角点 8:00 - 五光岩ベンチ 9:05 - 太郎平小屋 9:40 - 薬師岳山荘 11:10

- 山頂 12:00~12:10 - 太郎平小屋 13:50~14:05 - 三角点 15:30 - 折立 16:30


盆までは好天続きだったのに、盆を過ぎた途端、週末はことごとく雨が降って、半月以上山歩きから遠ざかっていた。

9月に入ってようやく週末が晴れるというので、後輩を誘って薬師岳を日帰りしてきた。

 

前日に折立に入っておけば、行程に余裕ができるのだが、金曜日に仕事が終わってから折立に入るのはちょっと無理。

・・・という訳で、土曜日の朝、有峰林道のゲートオープンを待って折立に入ることにした。

 

5時半に亀谷ゲートに到着。既に20台近い車が並んでいた。

ゲートは、6時きっかりに開いたが、林道は工事による交互通行が多く、折立に着いたのは6時45分。初っ端から、行動開始時刻が予定よりも遅れてしまった。

登山道に取付いて最初の樹林帯の急登区間は、早朝の涼しい空気の中、快調に高度を上げて1時間で三角点ベンチに到着。薄曇の空の下、薬師岳が姿を現した。

三角点ベンチを過ぎると、間もなく樹林帯を抜けて視界が開ける。左手には、大日三山の後ろに剱岳。右手には北ノ俣岳から寺地山へとたおやかな稜線が続き、正面やや左手に薬師岳の雄大な姿を見ながら、太郎兵衛平に向かって登っていく。

 

9時40分に太郎平小屋に到着。かなり良いペースで登ってきた。

しばらく休憩した後、薬師岳に向かって出発。この先、薬師峠から薬師平までの沢沿いの区間を除いて、水晶岳や三俣蓮華、黒部五郎といった黒部源流の山々の展望が素晴らしい。薬師平で槍ヶ岳や穂高連峰が見えてきて、展望がいちだんと華やかになる。

主稜線の尾根を回りこんで主稜線に出ると、間もなく、薬師岳山荘に到着。

薬師岳山荘の先は、ガレた急登を登り詰めたところが東南稜の分岐で、避難小屋跡がある。ここからは展望の良い稜線を歩いて、12時ちょうどに薬師如来が奉られた薬師岳の山頂に到着した。

山頂到着は、当初計画の30分遅れ。のんびりする時間はあまり無いので、昼食休憩をそこそこに切り上げて下山を始めた。

 

山頂に着いたときは素晴らしい展望だったのに、休憩していたわずかな間に雲が出てきて、槍・穂は見えなくなった。

太郎平小屋まで戻るころには、空は薄曇に覆われて青空が見えなくなったが、折立へ向かて下り始めると、一時は雲に隠れた薬師岳が再び姿を現し、樹林帯に入るまで、振り返ればずっと薬師岳を見ながら下ることができた。

やまねこN

棲息地:富山県黒部市

分類:♂

種別:中高年登山者

特徴:単独で山にいることが多い。

[行動範囲]

富山県東部と北アルプス北部を中心に、冬は低山、春から秋にかけては高山地帯に出没する。

まれに、北アルプス南部やもうちょっと遠い山域にも出没する。ランニングや自転車でそこらへんを駆け回っていることも多い。

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