天空の庭園と呼びたい大猫平
馬場島ゲート前 5:40 - 登山口 6:10 - 大猫平 8:25 - 大猫山 9:20 - 猫又山 11:30
- 分岐 11:40~12:00 - ブナクラ峠 13:30 - 登山口 16:10 - ゲート前 16:45
このルートは、2008年に、ブナクラ峠から猫又山、大猫山へと、反時計回りで周回している。
標準コースタイムは、10時間を超える長丁場の上に日も短い時期なので、早めに行動を開始した。
馬場島からブナクラ谷へ向かう林道を歩き、30分で大猫山登山口に到着。
登山道は、急傾斜の山腹をほぼ直登するので効率良く高度を稼ぎ、大猫平まで2時間で登りきった。
この日は、雲が多く靄っぽい天気で、剱岳にも雲がまとわりついて、展望が続くかちょっと心配だったが、稜線に出るまでに谷からガスが湧き上がって視界を奪い始めた。そして、大猫山に着いた時には、すっかり雲に囲まれて、今回も剱岳の展望はダメだった。
大猫山から東芦見尾根を猫又山へ向かう。このルートは、新たに拓かれて10年近くたち、7年前は目を凝らさないと見失いそうだった踏み跡は、かなり明瞭になっていた。しかし、一部にはまだ不明瞭なところもあるので注意が必要だ。
2時間ほどでブナクラ峠からの登山道と合流。そこから10分ほどで猫又山に到着する。
しかし、猫又山もガスの中で、すぐ隣にある釜谷山さえも見ることはできなかった。
下山は、ブナクラ峠へのルートを辿る。
こちらは、登山道が雪渓跡のゴーロ帯から細尾根に乗り移る地点を見失わないよう注意が必要だ。細尾根に乗ってしまえば、笹薮が深いが踏み跡は明瞭になる。ブナクラ峠への下降地点は、滑りやすい草付きの急斜面だが、峠に降り立てば、そこから先の登山道は明瞭になる。
ブナクラ谷は、何度か沢を渡ったり、沢沿いに歩いたりを繰り返しながら高度を下げていき、大ブナクラ谷を渡って工事現場に出ると、大猫山登山口はもう直ぐそこだ。
今回は、久々の山歩きというメンバーの一人が、後半、大幅にペースダウン。また、ブナクラ谷で、杉の巨木に気を取られている間に登山道を間違えそうになった。幸い、後続の登山者が声を掛けてくれて間違いに気付いたが、注意力が散漫になっていたのだろう。今回は、反省すべき点の多い山行だった。