別山から見た真砂岳と立山

室堂BT 8:45 - 別山乗越 10:15 - 大汝休憩所 12:00 ～ 12:40

 - 雄山 13:00 - 一ノ越 13:30 - 浄土山 14:00 - 室堂BT 14:40

立山三山の縦走は、いつも浄土山から別山へ、反時計回りに縦走していたので、今回は逆周りコースで歩いてみた。

6:20　立山ケーブル駅に到着。

チケット売り場は100人近い列になっていて、購入できた立山ケーブルのチケットは7:30発。この時期、この待ち時間は避けられないが、待たされたのはここだけ。美女平ですぐに高原バスに乗り継ぐことができて、室堂には8：30に到着した。

8:45　室堂を出発して、雷鳥沢方面へ向かう。

この日は、台風崩れの低気圧の影響で曇り空だが、雲は高く、遠い山まできれいに見えていた。

別山乗越まで、根気の要る長い登りが続く。別山乗越の直下で、空が暗くなってパラパラと雨が落ちてきたが、空を見上げると、雲は相変わらず高いし、鍬崎山もくっきりと見えているので、雨は上がると判断し、そのまま登り続けた。

10:15　別山乗越着。

剱御前小屋前の広場は、冷たい風が吹きぬけていた。小屋の陰でウィンドブレーカ代わりに雨具を着込み、行動食を口にした後、曇り空の下、黒々とした山肌を見せる剱岳を左に見ながら、別山へ向かう。

別山への登りは、稜線を吹き抜ける風が冷たかったが、思った通り雨は止んで、別山に着く頃には空が明るくなってきた。そして、真砂岳を経て富士ノ折立の急登に差し掛かる頃には青空も見えてきた。

富士ノ折立の急登が、今日のヤマ場になると思っていたが、思ったほどキツくは無かった。

12:00に大汝休憩所に到着。

ここで、約40分間の昼食休憩を取った後、雄山へ向かう。雲間から日が射し、吹く風が爽快に感じる。

雄山の社務所前広場に着くと、大勢の登山者が昼の休憩中で、そのおかげか、一ノ越への下りはさほど混雑することもなく、順調に下ることができた。

13:30　一ノ越に到着。

空には再び雲が広がってきたが、雨になる気配は無いので、予定通り浄土山へ向かう。下に見える室堂へ向かう登山道は、大勢の登山者が往き来しているが、こちら側では、わずか数組の登山者とすれ違っただけだった。

14：00　浄土山に到着。

3日前と同様に、薬師岳や黒部源流の山々がくっきりと良く見えているが、鈍色の空の下では何となく寒々しい。誰もいない浄土山を後にして、室堂山の遊歩道まで下ると、室堂山展望台への往来が増えて、少し賑やかになってくる。

そして室堂平の遊歩道に合流し、大勢の観光客や登山者の流れに乗って、14:40に室堂バスターミナルに到着。

概ね予定通りの時間で歩くことができた。

下山のバスは、さすがに混雑していたが、30分ほどの待ちで乗車できた。そして、美女平でも待ち時間無しでケーブルに乗り換えることができて、思ったよりも早く下山することができた。