薬師岳と黒部川源流の山々（室堂山展望台付近にて）

この春開通した北陸新幹線に乗りたいという両親に、妹が付き添って富山まで来てくれた。
妹は、この機会に立山の雪の大谷をぜひ見たいというので、両親の付き添いを家内に頼んで妹と室堂へ行くことにした。妹は、残雪の立山で簡単な山歩きも体験したいというので、短時間で往復できて展望も良い室堂山に登ることにした。これなら、この日予定している奥飛騨温泉の宿泊にも十分間に合うはず。

高原バスは、9時過ぎに室堂に到着。

雪の大谷へ向かう観光客を横目に、我々は、まず室堂山を目指す。雪はもう緩み始めているが、念のため妹には、6本爪アイゼンを装着してもらう。妹にとっては、残雪を歩くのもアイゼンも初めての体験だ。
小一時間で室堂山に到着。
眼下には、立山カルデラが広がり、その向こうに薬師岳と黒部源流の峰々。槍･穂高もくっきりと見えた。
振り返れば剱御前から奥大日岳の稜線と、その向こうに剱岳も見えて、残雪期の立山の絶景を満喫してもらった。

しばし展望を楽しんだら室堂平に下り、みくりが池を一周する散策コースを歩いた後で、雪の大谷の雪壁を間近に見上げられる見学ルートを歩いて、予定を全て終了。
みくりが池では雷鳥のつがいを間近に見ることもできて、妹も十分に満足できたようだ。