早月尾根(早月小屋まで) 2,224m (富山県上市町馬場島) / 同行 1名


早月小屋から見た小窓尾根と剱尾根の岩峰群 ~ アカトンボがたくさん飛んでいた

馬場島 6:45 - 早月小屋 11:00 ~ 12:00 - 馬場島 15:00


今回の早月尾根は、8月に予定している剱岳日帰りの下見とトレーニングを兼ねて、2615m標高点を目標にした。

しかし、早月小屋から先は、まだ残雪が多く、アイゼン・ピッケル無しでは危険と判断し、早月小屋2225mで終了とした。

 

さて、久々の山に来ると、大抵、何か忘れ物をしてしまう。これまでにも、登山靴(?)や帽子、カメラなど、色々な実績があるが、今回は携帯電話を車に置き忘れてしまい、取りに戻ったので出発が遅れてしまった。

 

登山道は、松尾平に平坦部がある他は、基本的に一本調子の急登が続く。松尾奥ノ平を過ぎると、登山道の両側に巨大な立山杉が門番のように立っている。何本もの太い幹を枝分かれさせたその姿は、森の中で仁王立ちしているようにも見えるし、あるいは巨大な火焔土器のようにも見える。

樹林帯の中の登山道は、風が通りにくいものの、直射日光が遮られ、暑さはそれほどひどく無い。ただし、これは早朝の時間帯に限った話で、下山時はやっぱり暑かった。

早月尾根は、200mごとにベンチがあって休憩の目安になる。しかし、1200mと1400mのベンチは、手元の高度計と比較すると、実際よりも100mほど標高が高い場所にあるようだ。

 

1920mの三角点を過ぎると、所々に残雪が現れるが、登山道を塞ぐほどではなく、あと一週間もすれば消えてしまうだろう。ただし、登山道脇に池塘がある窪地だけは、まだ多量の残雪があって、登山道と池塘を隠していた。

 

標高2100m付近から早月小屋のある2224mピーク直下まで、尾根通しに新しい登山道が付けられていた。2010年に早月尾根を登ったときには、この道は無かったので、最近、付け替えられたのだろう。まだ踏み固められていないので、少々歩きにくかった。

 

11時過ぎ、早月小屋に到着。

小屋番の話では、小屋から上の区間は、まだ残雪が多く、危険な雪渓が残っているということだったので、今日はここで終了にした。


やまねこN

棲息地:富山県黒部市

分類:♂

種別:中高年登山者

特徴:単独で山にいることが多い。

[行動範囲]

富山県東部と北アルプス北部を中心に、冬は低山、春から秋にかけては高山地帯に出没する。

まれに、北アルプス南部やもうちょっと遠い山域にも出没する。ランニングや自転車でそこらへんを駆け回っていることも多い。

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