遠見尾根と五竜岳 (小遠見山にて)
テレキャビン山頂駅 9:00 - 地蔵ノ頭 9:20 - 小遠見山 10:25 ~ 11:00
- 中遠見山 11:25 ~ 11:50 - テレキャビン山頂駅 12:50
残雪期の鹿島槍ヶ岳北壁とカクネ里の雪渓を見たくて、遠見尾根に行ってきた。
大遠見山までの計画だったけど、中遠見山の展望が十分にすばらしかったので、今日はここまでとした。
(・・・本当は、他に大きな理由があったけどね。)
出発は、五竜とおみスキー場テレキャビン駅。
ゴンドラ山頂駅から、春スキーで賑わうゲレンデの中を登って地蔵ノ頭へ向かう。地蔵ノ頭から、見返り坂を登る大勢の登山者(山スキーやボーダーも)が見える。間もなく、僕もその中の一人になるのだが、思ったより大勢の人が登っていくのだなと、ちょっとびっくり。
地蔵ノ頭から70分で小遠見山に到着して、念願の鹿島槍北壁と対峙する。
東尾根へ続く稜線に大きな雪庇が張り出しているのが見えるが、北壁の雪はあらかた落ちて、カクネ里雪渓に大きなデブリを作っている。
小遠見山は、後立山の絶好の展望台になっていて、北から白馬三山、唐松、五竜、鹿島槍、爺と、全部見渡すことができる。さらに南には、常念や槍ヶ岳も見える。
小遠見山で、今朝、途中のコンビニで買った昼食のコロッケパンがザックに入っていないことに気が付いた。出発するとき、車の中に置き忘れていたようだ。おいしそうなパンだったのに・・・、食べられない。
昼飯抜きになるのはショックだったけど、ザックには非常食が入っているので、中遠見山までは行くことにした。
小遠見尾根からおよそ20分で中遠見山。
背の低いシラビソの疎林になっていて、数張のテントが設営されていた。南側の展望が開けて、カクネ里の全貌が見渡せる。
ここで写真を撮っているうちに、明日の雨の前触れか、高層雲が広がって陽射しが弱くなってきた。
青空が見えなくなったので写真撮影は終了。今日はこれで下山することにした。