春を呼ぶ雪割草(オオミスミソウ)
雪割草は、オオミスミソウやスハマソウという山野草で、里山の雪が消える頃、真っ先に花を咲かせる。
富山から近いところでは、奥能登の猿山岬が群生地として知られている。
近年、猿山の雪割草のことが広く知られるようになり、遠く関東や関西からも登山者が集まるようになった。
この日も、門前町深見集落の登山口に大勢の登山者が訪れていて、海岸沿いの道路は車が一杯だった。
まだ冬枯れの雑木林の中で色とりどりの花を咲かせている姿は、まさに春を呼ぶ花といった風情だ。