大日三山の縦走路から見る剱岳（奥大日岳にて）

室堂 7:55 - 新室堂乗越 8:50 - 奥大日岳 10:00 - 中大日岳 11:30 - 大日岳 12:00 - 大日平山荘 13:55 - 称名滝 15:15

8月に入って、ようやく登山の時間が取れた。

今回は、久々の山行なので、室堂から大日三山を縦走して称名滝に下山するルートを選択した。

午前中は快晴。澄んだ空気のおかげで白山や薬師岳、笠、槍・穂高、そして毛勝三山までくっきりと見通すことができた。しかし、昼近くにはガスが上がってきて稜線はあっという間に雲に覆われ、中大日岳を越えるころには展望が無くなってしまった。その代わり、称名滝への下りは、午後の日射しに炙られることも無く、疲れた身体に有難かった。

それにしても、大日岳から称名平までの下りは、かなり足に堪えた。このルートを9時間というのは、遅くないペースと思うが、脚力が落ちていることを実感した。

大日三山の縦走路は、相変わらず登山者の数が少なくマイペースで歩くことができるし、展望も花も楽しめる。昨年は、称名から大日岳と奥大日に、それぞれ一回づつ日帰りで登ったが、称名から登ると稜線に出るのが昼近くになってしまい、よほど天気が安定しているときでないと展望を逃してしまう。実際、昨年はどちらも展望はダメだった。展望を楽しむなら、室堂からのルートが絶対にお勧めだ。