剱岳北方稜線の山々 (毛勝山~僧ヶ岳)
蛭谷(北陸電力小川第二発電所)7:35 - 夢創塾 8:50 - 鍋倉山 9:30 - 大地山 11:05~11:50 - 鍋倉山 12:40 - 夢創塾 13:20 - 蛭谷 13:40
先週は、鍋倉山で終了だったが、今回はその先の大地山まで行って来た。
法面の崩落で不通となっている林道は、やはりまだ復旧していない。林道をてくてくと歩いて夢創塾に着いてみると、敷地の半分以上はまだ雪に覆われたままだったが、その量はかなり減っていた。
登山口からすぐに始まる急登区間の残雪も、この1週間で赤松のベンチより下の区間ではほとんど消えていた。
ベンチを過ぎると残雪が現れるが、夏道も所々で顔をだしている。そしてか638m標高点を過ぎると、後は山頂までずっと残雪の上を歩くことになる。
先週の快晴の空と比べると、今日は空がやや白っぽく、時折、谷からガスが湧いてくる。鍋倉山では、稜線を越えてきたガスが一瞬あたり一面を覆って、このまま展望が失われてしまうかと思ったが、その後、ガスは消えて天気は一日持ってくれた。
鍋倉山から先も、雪はしっかりと締まっていて、用意してきた輪かんじきの出番はまったく無かった。大地山の山頂が見えてくると、展望が開けて、剱岳と北方稜線の山々、そして後立山の山並みが見えてくる。そんな大展望を楽しみながらひと登りすると、大地山の見慣れた広大な山頂部に到達する。
今日も眼前に大きく横たわる初雪山をはじめ、素晴らしい展望が出迎えてくれた。風も無く暖かかったので、山頂で写真を撮ったり食事をしたりで、予定より長めに時間を過ごした後に、下山開始。
下山するころには雪も緩み始めて、半ば滑るようにして快調に降りていく。ただし、残雪が無くなる最後の急斜面の区間は、疲れも出てくる頃なので慎重に。
快調に下って、予定よりもずいぶん早く夢創塾に下山。ちょうど作業に来ていた夢創塾オーナーの長崎さんに一言挨拶して帰路についた。