浅草岳 1,585.4m (新潟県魚沼市/福島県只見町)/ 同行 2名


福島県側、天狗ノ庭にある風衝草原の地塘

ネズモチ平 9:15 - 桜曽根 9:45 - 前岳分岐 11:05 - 浅草岳 11:20 - 天狗ノ庭 11:35~12:00 - 前岳分岐 12:25 - ネズモチ平 14:00


山仲間のMさんから、守門岳か浅草岳にヒメサユリを見に行かないかと誘われたとき、どこにある山なのか、正直なところ見当がつかなかった。ネットで調べて、新潟県魚沼市と福島県只見町の県境にある山だと分かった。

 

入善スマートICを午前6時に出発して、9時過ぎに登山口に到着。

山深い場所に似合わず広々とした駐車場には、数十台の車とマイクロバスまで停まっている。かなり人気の山のようだ。

駐車場からゲートで閉鎖された林道に入り、ネズモチ平コース分岐を左に見送って緑濃い林道を辿り、桜曽根を目指す。小さな沢を何度か横切り、正面の尾根が近づいて林道が大きく右へ湾曲すると、間もなく桜曽根の広場に到着する。ここはムジナ沢コースとの合流地点で、ここから尾根沿いに嘉平与ポッチ、前岳という二つのピークを経て浅草岳に至る。

登山道は、嘉平与ポッチ(1,485m)まで一本調子の登りが続く。尾根道だけど樹林帯の中なので風が通らず、暑くて汗が噴き出してくる。最近、楽な山登りが多かったので、この暑さには参った。

嘉平与ポッチを過ぎると風衝草原が現れて、目当てのヒメサユリがちらほらと目に付くようになる。風が吹き抜けて涼しいが、空は雲に覆われて展望は無くなっていた。時折濃いガスが通り過ぎる中、前岳を過ぎて雪渓を横切るとヒメサユリの咲く緑の草原地帯に入る。花の数は多いがその盛りにはちょっと遅かったようだ。ここから少し登ったところが浅草岳山頂だった。

駐車場にあれだけ車がいたのだから当然だが、山頂は大勢の登山者で溢れていた。

人混みを避けて山頂を通り過ぎ、天狗ノ庭まで下った。そこも広々とした風衝草原が広がる、気持ちの良い場所だった。山頂を越えたこの場所はもう福島県で、池塘の中にはここが福島県であることを示す石碑がぽつんと建っていた。雲が切れると眼下に田子倉湖が見えた。僕たち以外に登山者は無く、景色を独占しながら昼食にした。

 

下山は、前岳までは来た道を引き返し、前岳分岐からネズモチ平コースを下る。このコースは、最短距離で下山できる分、道は急で足下が悪い。ぬかるみもひどく、林道に戻ったときには靴は泥だらけだった。

近くの沢で靴についた泥を洗い流し、少し小ぎれいになってから駐車場に戻った。

やまねこN

棲息地:富山県黒部市

分類:♂

種別:中高年登山者

特徴:単独で山にいることが多い。

[行動範囲]

富山県東部と北アルプス北部を中心に、冬は低山、春から秋にかけては高山地帯に出没する。

まれに、北アルプス南部やもうちょっと遠い山域にも出没する。ランニングや自転車でそこらへんを駆け回っていることも多い。

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