猿山岬の雪割草 (石川県輪島市門前)/同行 1名


猿山の雪割草


猿山岬は、能登半島の外海に面した輪島市門前町の深見地区にある。

ここは山仲間のKさんの出身地でもあり、5年前の能登半島沖地震では大変な被害をうけたが、今はのどかな漁師町の佇まいを見せている。

黒部から北陸自動車道、能登有料道路を経由して門前町深見までおよそ3時間。ここの雪割草は結構有名らしく、県外ナンバーを含めて多くの車が停められていて、港の100mほど手前の路肩に車を置いて歩き始める。

公民館の脇が登山口で、環境保全のための協力金を払って遊歩道に入ると、つづら折れの急な坂を登り始める。日当たりのよい斜面には、スミレやキジムシロに混じってイカリソウが群生し、いきなり満開の花の道だ。すぐ前を数十人のグループが列を作って登っていくので、この先、延々と人の列が続いているのかと一瞬たじろいだが、話を聞くと自然観察会に訪れたグループだということで、このグループをやり過ごすと他にはそんなに人は歩いていなかった。

 

急坂を100mほど登ると道は平坦になり、最初の雪割草の群落がある。ここは白花が多く規模も小さい。この先で小さな谷を超えて日当たりのよい斜面に来ると、本命の雪割草大群生地がある。こちらは、白だけでなく淡いピンクや濃いピンク、縁ありなど、さまざまな色の花が咲き乱れ、その数も圧倒的に多い。ここには地元のガイドが常駐していて、いろいろと話を聞くことができる。今年は雪が多かったせいで例年よりも花の時期が一週間ほど遅いそうだ(いつもの年なら、3月下旬までが見ごろだという)。

猿山岬灯台周辺にも群生地があるが、花の色はこちらが圧倒的に種類が多いということなので、灯台までは行かずに見晴らしの良いところ弁当を食べて引き返してきた。


やまねこN

棲息地:富山県黒部市

分類:♂

種別:中高年登山者

特徴:単独で山にいることが多い。

[行動範囲]

富山県東部と北アルプス北部を中心に、冬は低山、春から秋にかけては高山地帯に出没する。

まれに、北アルプス南部やもうちょっと遠い山域にも出没する。ランニングや自転車でそこらへんを駆け回っていることも多い。

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