奥大日岳

奥大日岳の稜線から見る剱岳
奥大日岳の稜線から見る剱岳

富山では、7月中旬から3週間連続で雨なしの猛暑が続いている。

先週は台風12号が接近するので登山は控えたが、この週末は二週間前の大日岳と同じコースになるが、もう少し脚を伸ばして奥大日岳を往復する計画にした。ただし、累積標高差が2,700mにもなる行程なので、室堂に抜けてバスで弘法まで移動し、八郎坂から下山するエスケープ案も考慮した。

 

称名滝の駐車場を出発した時は、二週間前より涼しく歩きやすかった。しかし、急登区間に入るとやっぱり暑いのは変わらない。こまめな水分補給を心掛けながら稜線を目指した。

そして大日岳の稜線に出ると、今回は完璧な剱岳の展望に迎えられた。ここから中大日岳を経由して奥大日岳まで、眼下に弥陀ヶ原を見下ろしながら、すばらしい展望の稜線を歩く。

奥大日岳までは計画通りの時間で到達したが、暑さによる消耗は想定以上で、往路を下山するのは厳しいと判断し、今回は室堂へエスケープすることにした。

 

八郎坂の登山道に入ると程なくして称名滝の滝音が聞こえてくる。そして登山道を左に回りこむと急峻な断崖につけられた八郎坂へと入り、樹林の間に称名滝の落ち口が見える。

地形図を見ると判るがそこはボウルの淵のような場所で、よくこんなところに道をつけたものだと感嘆する。

これまでに八郎坂を三度歩いたが、いずれもガスが掛かっていて称名滝の姿をまともに見たことが無かった。

今回、初めて晴れの日に八郎坂を下って称名滝の全貌を見ることができた。

やまねこN

棲息地:富山県黒部市

分類:♂

種別:中高年登山者

特徴:単独で山にいることが多い。

[行動範囲]

富山県東部と北アルプス北部を中心に、冬は低山、春から秋にかけては高山地帯に出没する。

まれに、北アルプス南部やもうちょっと遠い山域にも出没する。ランニングや自転車でそこらへんを駆け回っていることも多い。

カウンター カウンター
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